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【第13日】信仰による義のみ (2022年10月23日)

  • 247unitedprayerjap
  • 2022年9月23日
  • 読了時間: 7分

更新日:2022年10月18日

大争闘は常にキリストをめぐるものでした。ヨハネの黙示録には、この争闘が最初に天で始まった時のことが書かれています(黙示録12:7-10)。サタンはキリストを憎み、常にキリストに取って代わろうとしてきました(イザヤ14:12-14)。

同じ争闘が、今日生きる人々の人生においても起こっています。サタンは心の王座に君臨することを欲しています。そして、人類がキリストの道ではなく、サタンの道に従うことを望んでいるのです。クリスチャン生活の領域において、サタンはキリストの義を人間の努力によって置き換えようとしています。人が義を求めるときに、キリストとその義ではなく、自分の努力に頼ろうとさせるのです。キリストが自分のうちに、また自分を通して従順を現してくださることにではなく、自分自身の従順さに目を向けさせようとするのです。



プロテスタント宗教改革が掲げるテーマ


この問題は、プロテスタント宗教改革の核心でもありました。宗教改革の「ときの声」は、 sola fide、つまり「信仰のみ」でした。これはまた、福音と、信仰による義のメッセージの核心でもありました。

聖書はこの問題について明確に述べています。クリスチャンの神との歩みについて、パウロはこう書いています。

あなたがたは、主キリスト・イエスを受け入れたのですから、 キリストに結ばれて歩みなさい。 コロサイ2:6

私たちは、信仰によってイエス・キリストを救い主として受け入れます。イエスが神の御子であり、私たちの罪のために死なれ、私たちの罪を赦され、ご自分の義を私たちにお着せになり、永遠の命を与えてくださることを、私たちは信じなければなりません。私たちは、キリストを信じる信仰によってクリスチャンになるのです。行いは関係ありません。

神は、失われた罪びとがキリストのもとに来る前に善い行いを始めることを求めてはおられません。救いを受ける前に、神に受け入れていただくために自分の生活を「きれいにする」必要はないのです。そうではなく、罪びとはただそのままの姿でキリストのもとに来て、信仰によってキリストを自分の救い主として受け入れるのです。



清めの信仰


新しく生まれ、クリスチャン生活を送りたいと望み始めた新しいクリスチャンは、神の律法に従おうとして、自然に自分の努力に目を向けてしまいます。しかし、それは不可能であるとすぐに気づくのです。パウロはその不可能にすいてこう表現しています。

それで、善をなそうと思う自分には、いつも悪が付きまとっているという 法則に気づきます。「内なる人」としては神の律法を喜んでいますが、 わたしの五体にはもう一つの法則があって心の法則と戦い、 わたしを、五体の内にある罪の法則のとりこにしているのが分かります。 ローマ人への手紙7:21-23

パウロは、自分の努力で神の律法を守ることが不可能であることを自ら経験しました。彼は叫ばざるを得ませんでした。

わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、 だれがわたしを救ってくれるでしょうか。 ローマ人への手紙7:24

そして、自らの叫びに対する答えを出しました。

わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。 ローマ7:25


A.T.ジョーンズは、この闘いを理解した上で、こう書いています。

すべての人がこれを経験している。つまり、善を行いたいと願いながら、 憎むべき悪しか行わず、良くなりたいという決意はありながら、 それをどのように実行すればよいかが分からず、内なる人は神の律法を 喜んでいながら、自分の体の中に別の律法を見出し、 自分の心の律法と戦い、自分の体の中にある罪の律法のとりことなり、 ついには、「わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められた この体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。」と叫ぶのである。(ローマ人への手紙7:14-24) 信仰に関する教訓、36-37

使徒パウロは、キリストへの信仰がクリスチャン生活を勝利に導く唯一の方法であることを学びました。

肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。 それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。 ローマ人への手紙8:3-4

これらの聖句について、ジョーンズはこう書いています。

解放(deliverance)があることを主に感謝する。それは、 キリスト・イエス、そして神の霊のうちに見出すことができる (ローマ7:25; 8:1, 2)。キリスト・イエスによって命をもたらす霊の 法則が、罪と死との法則からあなたを解放した。 そこで、「霊の導きに従って歩みなさい。 そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことは」ない。 滅びへの隷属からの解放だけではない。御霊を受け、御霊の導きに 従って歩むすべての人に、神の子供たちの栄光に輝く自由があるのである。 信仰に関する教訓, 37

御霊に導かれて歩むためには、日ごとに聖霊のバプテスマを受け、御霊の促しに身を任せることを選択しなければなりません。聖霊の促しに従うことを選択したら、キリストに目を向けて、誘惑に対するキリストの勝利を私たちの中で実現していただかなければなりません。

ジョーンズは、神が信徒に与えてくださる解放について説明を続けました。

霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を 満足させるようなことはない。    肉の業のリストを見てみよう。「姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、 魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、ねたみ、 泥酔、酒宴、その他このたぐいのもの」である。 御霊に導かれて歩むなら、これらのどれにも打ち勝つことができる。 これは神の忠実な御言葉である。 それは最も望ましい展望ではないだろうか。そして手に入れる価値の あるものではないだろうか。そしてそれが求めて手に入るのなら、 求めて手に入れる価値があるのではないだろうか。 同上

E.J. ワゴナーもまた、多くのクリスチャンにきわめて良く起こる経験について述べています。

過去の罪を赦していただく必要性を認識したときに働かせた 信仰の強さによって、クリスチャン生活を送ろうとする人が あまりにも多い。彼らは、神だけが罪をお赦しになることができること、 そして神がキリストを通してそれをなさることを知っている。 しかし、彼らは一度走り始めたが最後、自分の力で競争を 走らなければならないと考えている。このような考えを持つ人が多いのは、第一に、人がそう言っているのを聞いたことがあるからであり、 第二に、クリスチャンと公言する人の多くが、自分の力より大きな力の 働きを示すことがないからである。 同上

13日目 祈りの焦点

  • 聖霊のバプテスマ

  • 自分自身と教会のためのリバイバル

  • 神様が教会とあなたを導いてくださり、キリストの正しい従順を理解し、経験することができますように。

  • あなたの祈りのリストにある人たち



第13日目 ディスカッションの質問

1. なぜ、今日も私たちの生活の中で同じような論争が起こっているのでしょうか。


2. 福音のメッセージと信仰による義の中心にはどのような問題があるのでしょうか。


3. ローマ8:3-4は、律法の義を全うする唯一の方法は何だと言っていますか。


4. 律法の義が私たちのうちに成就するために、イエス様は何をされたのでしょう?


5. 罪からの解放は、誰の中にあるのでしょうか?


6. イエス様は義の道を歩むことについて、私たちにどのようなことを言われましたか?


7. イエス様の正しい従順は、どのように私たちに与えられますか?


8. 私たちはどのようにして、イエス様を自分のうちにとどめることができますか?


9. 私たちはどのようにしたら、キリストの義を自分の人生に現すことができ、また授かることができますか?




13日目 心の準備と挑戦

  1. 一日中、神が今日の読書であなたに話していることを思い出し、より深い議論をし、それらをあなたの生活に適用できるように助けてくれるように神に求めてください.

  2. 明日の準備として、14日目 を読んでください。

  3. 14 日目のディスカッションの質問に祈りをもって答え、ユナイテッドプレイヤーの 14 日目の「より深く」のセグメントで分かち合う準備をします。

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