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【第24日】1888年のメッセージ (2022年11月03日)

  • 247unitedprayerjap
  • 2022年9月12日
  • 読了時間: 6分

1888年のメッセージは、信仰による義のメッセージでした。それは、赦し、完全なる義認、そして、キリストの力によって完全に清められた神の律法への服従を求めてキリストを仰ぐように、との神の民への呼びかけでした。キリストの義が信徒のものであると認められ、信徒は神から義なる者であると宣言されます。また信徒が、自分の中でキリストにご自分の命を生きていただくことを学ぶにつれ、日々の生活の中でキリストの義が授けられます。先の雨である聖霊のバプテスマは、聖霊の後の雨の準備のために働くのです。


この信仰による義という祝福に満ちた真理を理解し経験するようになると、毎日一瞬一瞬、あなたの中でイエスがご自分の命を生きてくださるようになります。勝利はイエスのものです。あなたはただ、自分のうちに、そして自分を通して、イエスがその徳を現されるのを選ぶだけです。それがあなたの役割なのです。つまり、特定の誘惑に関し、意志を神におゆだねすることを選ぶのです。とはいえ、いつでも自由に、その選択の代わりに誘惑に目を向ける選択をすることもできます。そうなると、罪深い欲望がはらんで罪を生み出してしまうでしょう(ヤコブ1:14-15)。



苦い思いに対する勝利


あなたはおそらく誰かに深く傷つけられたことがあるでしょう。そんなとき、怒りにしがみつき、相手を赦さない選択をすることで、私が「秘められた快楽」と呼んでいる経験をすることができます。その人が私たちにしたひどい行為は赦すに値しないものであると感じます。しかし、クリスチャンであれば、自分に不義を働いた人を赦し(マルコ11:25-26)、その人を愛するように神が命じておられることを知っています(マタイ 5:44)。私たちが赦すのは、私たち自身のためなのです。怒りにしがみつき、相手を赦さないのは、まるで自分が毒を飲んでおきながら、怒っている相手が死ぬのを待つようなものです。怒り、恨み、そして赦しの欠如は、最終的に私たちを霊的、感情的、そして肉体的に破壊してしまいます。


しかし、私たちはその罪深い性質のために、敵を赦し、愛することができないのが現実です。知性的にはできても、プライドや利己心のために、心から赦すことができないのです。このような場合でも、同じように解放の原則に従わなければなりません。イエスは赦さないという誘惑に勝利されましたが、その勝利は私たちのものにもなり得ます。イエスはまた、自分を罵倒する者を愛さないという誘惑にも勝利されました。この勝利も、私たちの勝利となり得るのです。


自分を深く傷つけた人に対し、私たちはどのように、自分の中でイエスに赦しと愛を生きていただくことができるのでしょうか。あなたを傷つけたジムという人を例にとって考えてみましょう。あなたは単に次のように言えばよいのです。「主よ、私は罪びとであり、ジムを赦すことも、愛することもできません。だから、私は努力することをあきらめます。私を通してジムに対するあなたの赦しと愛を現してくださいますようお願いします。私はあなたを信頼し、あなたが今そうしてくださっているという事実に安らぎを覚えます。主よ、私の中に今この瞬間、現してくださっている赦しと愛に感謝します。」


そうすれば、イエスの赦しと愛を心の中で経験することができます。これは、勝利を得ようともがくことなく起こることでしょう。キリストの完璧な人生と十字架上の死によって、勝利をすでに得ていることを忘れないでください。あなたはただイエスに、あなたの中で、そしてあなたを通して勝利を現していただくことを選び、そうしてくださると信じるだけでいいのです。また、経験から言えることは、あなたが赦し、愛せるようにとイエスに願い求めている相手に対し、イエスの深い同情を感じるようになる、ということです。その人のために祈りたい、おそらく涙を流して祈りたいという気持ちが自分の中に湧いてくるはずです。このようにして、イエスのご品性、愛、美徳があなたの人生に欠くことのできないものとなるのです。


あなたを深く傷つけた人を赦す場合、その人のことが頭に浮かぶたびに、前の段落に書かれた指示に従わなければならないかもしれません。また重要なのは、その人があなたにしたことを考えたり、話したりしないことです。その人に対するイエスの完全な赦しと愛があなたの心の中に現れるまで、時間がかかるかもしれません。しかし、イエスの勝利があなたの人生に現われるようにイエスに目を向け続けるなら、それは必ず実現します。その人のことを考えたり、見かけたりしても、その人に対して何の敵意も抱かないようになるどころか、その人に何か悪いことが起こったと聞けば、その人のために悲しみを感じるようになるのです。


選び、信じること。これが、あらゆる誘惑と罪に打ち勝つためにクリスチャンが行うべき役割です。選ぶとは、どのような誘惑に対しても、神に自分の意志をお渡しするということです。多くのクリスチャンが間違えているのは、神に自分の意志をお渡しするということは、従うために自分の意志の力も発揮しなければならないと思っていることです。キリストが私たちのうちに生きてくださり、キリストの義を現されることによって、神が力を与えてくださるのです。私たちは「意志」を持っていますが、私たち自身のうちには勝利するための「力」はないのです。



24日目 祈りの焦点 のために祈る


•聖霊のバプテスマ

•あなた自身と教会のためのリバイバル

•神様が、あなたの人生におけるキリストの正しい従順への信仰を通して、誘惑に対する完全な勝利を理解し、経験するように教会を導いてくださいますように。

•あなたの祈りのリストにある人たち



24日目 話し合いのための質問:


1. 真か偽か。私たちは敵を愛し、赦すことができます。


2. どのようにしたら、イエス様が私たちを傷つけた人を赦し、愛してくださるようになりますか?


3. 信仰による義の役割は何ですか?日ごとに、瞬間ごとに、どのような選択をして勝利を勝ち取らなければならないのでしょうか?


4. 著者によると、誰かが私たちを傷つけたりしたときに経験する「暗い喜び」とは何でしょうか?(101ページ)


5. マルコによる福音書 11:25-26、マタイによる福音書 5:44 を読んでください。私たちを傷つけた人に対する神様の命令とは何でしょうか?(101ページ)


6. 赦せない気持ちを持ち続けることは、なぜ霊的、感情的、物理的にクリスチャンの健康にとって危険なのでしょうか?恨みを持ち続けると、最終的にどのような結果になるのでしょうか?(101ページ)


7. 私たちはどのようにしたら、イエス様が私たちの生活の中で赦しを実行し、私たちを傷つけた人を愛することができるようになりますか?(101ページ)


8. 他人の自分に対する悪行について、考えたり話したりしないことの利点は何ですか?(102ページ)



第23日 心の準備と挑戦


  1. 一日を通して、神様が今日の読み物や話し合いの中であなたに語っておられることを思い出し、それをあなたの人生に適用できるよう神様に願い求めてください。

  2. 明日の準備として、第24日を読みましょう。

  3. 明日の話し合いの質問に祈りながら答え、ユナイテッドプレイヤーの後の話し合いで共有する準備をしてください。

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