【第7日】サタンの惑わしを許してはならない (2022年10月17日)

サタンは、信徒のこの経験を他の何よりも恐れています。そのため、聖霊のバプテスマを受けると何が起こるかについて、多くの誤った情報と混乱を広めてきました。サタンは、信徒の生活の中での自分の力が聖霊のバプテスマによって断ち切られ、その結果、イエス・キリストについての力強い証しによって、地上における自分の働きに終止符が打たれることを知っているのです。このため、サタンはこの教えに混乱を生じさせ、多くの誠実なクリスチャンに誤解を与え、疑いを起こすためにあらゆる手を尽くしてきました。

神の民があらゆる障害を取り除いて道を切り開き、それによって 主が衰える教会と罪を悔い改めない会衆に御霊をお注ぎになることを サタンは何よりも恐れている。 神の御霊のために道が整えられたとき、祝福がもたらされるのである。 レビュー・アンド・ヘラルド 1887年3月22日号

御霊のバプテスマを受けることは、必ずしも激しく感情が動かされる経験を伴うわけではありません。御霊の満たしを求めるとき、何かを感じることも、何も感じないこともあるでしょう。しかし御霊は、御自身が宿っておられることを、その人にお知らせになります。御霊のご臨在によって、信徒の人生は心の中から変えられてゆき、勝利と奉仕のための新しい力が現されるのです。

神は、御霊のバプテスマというこの素晴らしい経験をご自身の子らに与えたいと願っておられます。しかし、それを受けるためには、神が授けてくださることを信じ、信仰をもって求めなければなりません。また、自分自身を完全に神に捧げることを望まなければなりません。

聖霊に宿っていただくためには、心のあらゆる汚れを捨て去り、 心を清めなければならない。初代の弟子たちは、罪を告白し、 罪を捨て去り、熱心に祈り、自らを神にささげることによって、 ペンテコステの日に聖霊の注ぎを受ける備えを行ったのである。 牧師と福音伝道者への証し、p507

日々バプテスマを求める

もう一つの非常に重要なポイントは、私たちはこの満たしを日々新たに受けなければならないということです。パウロは「わたしは日々死んでいます」（1コリント15:31）と言っています。自己に死ぬことと御霊で満たされることは、日ごとの経験であり、「一度きりで永遠に続く」経験ではありません。パウロは、「内なる人は日々新たにされていきます」（2コリント4：16）と言っています。私たちは日ごとに御霊によって新たにされる経験を必要としているのです。また、「御霊に満たされなさい」（エペソ5：18）とパウロは命じていますが、これはギリシャ語では連続動作をあらわす動詞であり、私たちが日々御霊に満たされ続けなければならないことを意味しています。

御霊の満たしがあれば、信徒は御霊に導かれます。これを日々経験することの重要性について、パウロは次のように書いています。

神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。 ローマ8:14

この聖句でも、ギリシャ語の動詞が継続的な動作をあらわす動詞となっています。パウロは、「神の御霊によって日々導かれ続けている者」と言っているのです。つまり、毎日御霊に導かれるためには、毎日御霊を受けなければならないのです。

キリストはすべてのことにおいて私たちの模範となられました。エレン・ホワイトは、キリストのご生涯における御霊のバプテスマについてどのように書いているでしょうか。

イエスは、日毎に聖霊の新しいバプテスマをお受けになった。神は、新しい1日の早くからイエスの目を覚まし、彼の心とくちびるに恵みをそそがれた。それは、彼が人々に分け与えるためであった。 キリストの実物教訓P139

話し合いのための個人の読み物：

バプテスマの恩恵

聖霊のバプテスマにより、私たちの証しに力が与えられ、生活のうちにキリストのご品性の実が結ばれます。パウロはこのことについて、次のように語っています。

わたしたちは皆、顔の覆いを除かれて、鏡のように主の栄光を映し出しながら、栄光から栄光へと、主と同じ姿に造りかえられていきます。これは主の霊の働きによることです。 コリント人への第二の手紙3章18節

神の栄光は神のご品性をあらわしています（出エジプト記33:18-19）。パウロは、信徒が自らのうちに宿られる主の御霊によって、「栄光から栄光へと」（2コリント3：18）キリストのご品性を備えた者へと成長していくと述べています。

神の御霊の満たしによって、「御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えて」くださり、「栄光が世々限りなくキリストに」もたらされるのです。（ヘブライ13：21）

エレン・ホワイトは次の文章において、聖霊の満たしを受けた者が品性を形成することを再び明言しています。

神のみたまが心を占領される時、それは生活を生れ変わらせる。罪の思いはしりぞけられ、悪い行為は放棄され、愛と謙遜と平安が怒りとねたみと争いに入れ代る。よろこびが悲しみに入れ代り、顔には天の光が反映する。 各時代の希望p173

第7日 祈りの焦点

• 聖霊のバプテスマ

• あなた自身と教会のためのリバイバル

• 神様が教会とあなたを導いてくださり、日々イエス様のために聖霊に満たされたミニストリーを経験できるように。

• あなたの祈りのリストにある人

第7日 話し合いのための質問

1. サタンが最も恐れていることは何ですか？

2. 御霊のバプテスマを受けるためにわたしたちは何をしなければなりませんか？

3. エペソ5:18によると、私たちはどのくらいの頻度で御霊のバプテスマを求めればよいのでしょうか？

4. 聖霊のバプテスマを受けると、どのような恩恵がありますか？

5. 以下の文章の中で、パウロが警告している、私たちが聖霊を悲しませるような態度や行動を挙げてください。-エペソ 4:25-32 - 1 テサロニケ 5:14-19 21.

6. 神の御霊は、あなたの人生をどのように変えましたか？

7. バプテスマを受けると、どのような恩恵がありますか？

8. キリストの人格に成長することをどのように経験しましたか？

9. キリストに成長することを継続的に経験するために、

10. あなたはどのような行動をとればよいでしょうか？

第7日 心の準備と挑戦

今日一日を通して、神様が今日の読み物とより深い議論の中であなたに語っておられることを思い出し、それをあなたの人生に適用できるよう助けてくださいとお願いしてください。