"聖霊の注ぎ"(28日目:5月31日)
- 247unitedprayerjap
- 2022年5月29日
- 読了時間: 4分

"聖霊の注ぎ"
Ron Clouzet 著
紀元31年のペンテコステの日に、聖霊は新約聖書の教会に大いに注がれました。その結果はどうだったでしょうか?二階座敷で祈っていた120人のイエスの弟子たちは聖霊に満たされ(使徒2:1、4)、かつてはイエスのために証しすることを避けていた人々(マタイ26:69-75)が、イエスのために大胆になりました(使徒2:14-21、4:7-13)。そして、たった1日でエルサレムを訪れていた3000人のユダヤ人巡礼者たちが、歴史上、最初のキリスト教徒となったのです(使徒2:38-41)。
この話は使徒言行録2章の記述ですが、2章は1章の注目すべき2つのことがなければ、決して起こりませんでした。1つ目は弟子たちが一致団結して聖霊を求めて祈ったことです(使徒1:13-14)。そして2つ目は、自分たちのために自己を犠牲とされたイエスの働きを振り返ったことです(エレン・ホワイト著『使徒言行録』35-38頁参照)。彼らがそれまで盲目で見えなかったもの、つまり神の圧倒的な愛を見るのに要した日数は、たった10日でした。
この2つの前提がなければ、教会は、神の霊の大いなる力の注ぎによって、この世の業を完成させることはできないのです。
カルバリーとコミュニティ。これらが私たちの心に神の愛が注がれるための基本的な条件です(ローマ5:5)。カルバリーとは、教会がイエスの愛と働きに焦点を合わせること、コミュニティとは、聖霊の注ぎを求めようと力を合わせることです。そのとき、教会は、神の偉大な力を経験することになります。
「聖霊が降った後、弟子たちは主への愛と、主が命を惜しまなかった方々への愛に満たされた。彼らが語る言葉と捧げる祈りによって心は溶かされた。彼らは聖霊の力によって語り、その力の影響を受けて、何千人もの人々が回心した」(『使徒言行録』22ページ)。
どうすれば人の心を溶かすことができるのでしょうか?私たちにはできません。しかし、イエスならできます。そして、私たちがイエスに満たされるとき(エペソ3:14-19参照)、イエスの愛が私たちを通して人々の心を溶かしてくださるのです。この偉大な御霊の働きが、教会で再び起こるでしょう。「これらの場面は、より大きな力をもって、繰り返される。ペンテコステの日の聖霊の注ぎは前の雨であったが、後の雨はもっと豊かになる。聖霊は私たちの要求と受容を待っている。キリストは聖霊の力によって再びその全容を現されるのである」(『キリストの実物教訓』121ページ)。
神の力とは、単なる力ではなく、あなたと私に対するキリストの深い、すべてを包み込む愛であることに注目しましょう。そのことを理解し、それを心の中に受け取ることによって、御霊の力となり、働きを完成させることができるのです。それは2000年前に起こったように、再び起こるでしょう。あなたの目をイエスに向けてください。
ロン・E・M・クルーゼ氏(DMin)は、元支部長秘書で、現在はイーストリッジSDA教会の牧師です。
ハートチャレンジ
使徒言行録2章の「後の雨」に備えて、使徒言行録1の共同体とカルバリーを体験すること、そのことをあなたは願っているでしょうか?神の愛に満たされた心、そして神の愛のチャンネルとして周りの人々に用いられる人生に憧れているでしょうか?
幸いなことに、イエスはあなたとあなたの家族、そしてあなたの教会という共同体をそのような現実に導くことを喜ばれています。あなたと教会に御霊が注がれる道を開くことができるよう、今すぐ祈りに時間を費やして、イエスにカルバリーの新鮮で明確な啓示を求めてみませんか?
お祈りのお願い
神様があなたの心を雑念や押し付けがましい感情から取り除いてくださるようお願いします。
十字架の学びを通して、イエス様がご自身を現してくださるようにお祈りください。
毎日、聖霊があなたを満たし、「後の雨」の注ぎに備える器としていただけるよう求めてください。
私たちが祈りの共同体であることの意味を知り、世界中に祈りの連鎖を生み出すことができるよう、神様が助けてくださるようお祈りください。
この40日間の祈りの期間中、また総会の会期中に行われるオンラインのバーチャル祈祷室のためにお祈りください: https://247unitedprayer.org
より深く学ぶためのリソース
24/7 United in Prayerに参加する
40日間の祈りの期間中、Zoomで一緒に祈る世界中の信者の皆さんと一緒に祈りましょう! https://247unitedprayer.org
Comentarios